成功するユーザーキャンペーンの本当の目的は?を考える【ネクストライク56号】

image_print

今回のテーマは  【 成功するユーザーキャンペーンの本当の目的は? を考える 】

ユーザーキャンペンの手法はいままでネクストライク12~18号にてご紹介しました

みなさまいつもいろいろと工夫と試行錯誤をされているかと思います

思うに、いま 業界問わず ユーザーキャンペーン花盛りですが本当に企画できているところがあるのでしょうか

やっていることは ずっといままでのまま・・・ 違うのはキャンペーン名や景品をオモシロくした、抽選人数・方法を変えた、
でも それは どこかでも見たようなキャンペーン…があるではないでしょうか、ひとり消費者としても

予算があって規模もでかい、コンペだし ユニークでないと印象が残らなく目立たないので勝てない・・・
だから、とにかく目立つように考える

極端にいえばターゲットなんかは、最初のオリエンだけの話・・・
結果そのメーカーのためより自社のため、たいしたヒヤリングや対話をしなくて済ます、ただ勝てばいいではなく、
当該商品を世の中に広めたい・・・ひとり企画提出者としてもここは熱意を持つべし、と言いたい

キャンペーンをやればやるほど効果をみずからなくしてしまっているのはダメ

何が正しいのかを静かに考えてみました

1.拡売の施策をすぐにキャンペーンにむすびつけてしまうのは なぜ

キャンペーンをする前にそもそもなぜするのか、どういう目的で目標はどこに置くのか、
その前に社内外の売れる環境なりをどう整えるのか

ユーザーキャンペーンがあって他がない、あっても連動されてない のでは?

事前の策、たとえば必要な研修、前回のベンチマーク、ほかの施策やツールの連動や活用、
キャンペンニュースなどや面白コンテストなどの盛り上げの工夫、その後の策など、

これがないから 毎回効果があったようなないような・・・マンネリ感が残る・・・つまらない・・・

しずかに考えたい

背景や目的、期間、対象店、対象者(ペルソナ・・・)、表現する(賞品も含めた)コンセプト、進呈のルール、
申し込み方法、活用するツールなどを熱意を持って考える

2.ユーザーキャンペーンの本当の目的とは

1)社内へのメッセージ効果

たとえば、最需要期
各エリアでも日頃の売れる体制は強化していて、そのうえで、
『最後のひと押しのキャンペーンをやるんだ、みんな大丈夫?!』というメッセージを伝える手段として使う
だから キャンペーンがスタートするまえにはその環境が完成されないと・・・ザルの期間になってしまう、
やってもやんなくても変わらない~となる、これを未然に防ぐ呼びかけとして使う、です

社内組織力、つまり組織としての規律が末端まで効いているか、です

たとえば  □ 一旦周知した目的やねらいが徹底されているか
□ エリア独自で勉強会や決起大会、独自の盛り上げ作などしているか
□ ツールが配布されているか
□ スケジュール計画どうりに実行されているか
□ 対策はきちんと打たれているか、
□ 報告やアンケート回答が遅い、少ない、意見が少なく、ないか
□ しかるべき対策や改善をしているか
□ とにかく報連相が少ない遅い熱意が感じられないことなどないか・・・

たとえ予算や実行がエリアに任されてるっていっても
目標の如何が本部指示との乖離があったのではそもそもの意味がありません、
やはり本部がしっかり指示して進捗を報告させ計画如何の対策報告を出させる、です
(そのとき、約束より遅かったり少なかったろしたらそれは、結果として本部の縛り、
本当の管理ができていなかったことになります)

率直に言えば一旦決めたことは守る組織であるかどうかを毎回こういった施策実施によってでも問うているのです

2)需要創造の効果

特に業界トップ企業は需要創造です (中位以下は特に競合を意識したり社内的な位置づけもあります)

キャンペーンの目的はリピート、まとめ買い、新規獲得の3つありますが、
生産財の場合はもちろん新規です、
リピートは他の部位の成約アップです(しっかり顧客管理できて生涯顧客化する)

これにはぜひ オープン懸賞をおすすめしたいです、購入以外のインセンティブです

3)流通ルートのやる気アップ

やはり 流通あってのメーカーです、

メーカー主催であっても流通での工夫や努力を奮い立たせる何かが必要と思います、

趣旨に連動して動いてくれる施策やツール、企画や営業、事務的な支援もそのひとつです

4)自社のブランディングへの効果

広告の一種です、もっと真剣に考えたい

キャンペーンのネーミングやツールのコピーも、もっと考えて、ていねいに・・・大事に・・・

3.ご参考です

今している企画の評価の方法について 少し考えて見ました

たとえば

□ その対象商品のライフサイクル上で売上げるためにその施策は(今回はユーザーキャンペーンですが)
必要ですか、不可欠ですか
□ ルールや景品を見なくてもその商品イメージや会社像なりがイメージできる企画の工夫をしているか
□ そのキャッチはその会社独自の個性
(商品コンセプトです、セールスポイントではありません!違いが分かりますか?)を反映しいるか、
□ 対象者を最後まで意識した企画か
□ その企画を最後から検証してみたか、
そのバックアップふくめた施策やツールの準備やルール、賞品、進呈方法、運営のしかたなどは初期の目的・
目標を約束しているかなど

注)企画してみると確かに大事ではあるが、
だんだん細かいこと、たとえばデザインや賞品にこだわるあまり、大きな目的を忘れてしまうようです)

関連記事

  1. /* */

    キーワードの検索意図を洞察することで、サイト全体の価値を確立…

  2. /* */

    Webマーケティングの考え方と実践方法③【ネクストライク12…

  3. /* */

    動画マーケティングを考える        【ネクストライク1…

  4. /* */

    急がば回れ、は大事です【ネクストライク35号】

  5. /* */

    【社内説得の手法】 ほんとうになるまで言い続ける。

  6. /* */

    「人生」に成功するには、何が大切なのか?【ネクストライク4号…

  1. 2023.10.24

    営業力の強化に、メルマガの活用が常識になりました!【改定…

  2. 2023.10.23

    「テレワークの増加による面談数の激減」で営業支援力、弱ま…

  3. 2023.10.17

    事業拡大のご支援。ホームページ改訂ご案内 【日本マーケ…

  4. 2023.09.20

    「ランニングサポート型」が、 その分野のトップサイトをつ…

  5. 2023.09.13

    「ランニングサポート型」実践コンサルティングで、 事業拡…

  1. 2017.10.28

    コンテンツマーケティング【オウンドメディア】のご案内

  2. 2017.10.27

    ネクストはBtoBtoC業界のコンテンツマーケティングを…

  3. 2017.10.26

    ネクストは大変とわかった!?

  4. 2017.10.25

    メルマガにこんな問題はありませんか?きっと、解決できます…