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1964年、ドラッカーが事例販促・事業販促の正しさを証明していた!【ネクストライク86号】

ドラッカー提言をわたしなりにすこし噛み砕いて表現してみました。
注)市場は「お客さま・販売側(流通・設計・販売店など)」、顧客は「お客さま」とそれぞれ言い回しを替えています。               ・
マーケティングは「顧客のニーズを探り満足させる価値を提供すること」=お客さまを創る

1.マーケティング分析は企業の内部からではなく、
企業の外側(お客さま・販売側)から商品や技術の満足度を分析すべきと言っています

→ マーケティング分析のポイントは次の3つだそうです
①お客さまは誰か?
②お客さまはどこで買うか?
③お客さまは何に価値を求めているのか?

みなさまは こんなことはいつも考えているかと思いますしそれが仕事の根幹でもあるかと思います。
①~③ 考えられていますでしょうか?また、しっかり社内外にも伝わっていますでしょうか?

2.ドラッカーはこんな”思い込み”がないですか?と7つの質問をしています。

質問1  お客さま・販売側について企業が知っていると考えていることは間違っていることの方が多い
質問2  企業が売っていると考えているものをお客さまが買っていることは稀
質問3  重要な商品の特色と考えていたのに、時に、お客さまにとってまったく意味のないことがある
質問4  お客さまは合理的、不合理と考えるのは危険
質問5  お客さまが誰かわからないという前提に立つ、お客さまとは支払者ではなく購入決定者のこと
質問6  直接の競争相手とみなしている商品・サービスが本当の競争相手であることは稀
質問7  お客さま・販売側にとっては商品・企業も重要でない。商品、満足の一部でしかない

実は、上記の質問2の「企業が売っていると考えているものをお客さまが買っていることは稀」は価値観ギャップといって企業と市場(お客さま)の価値観の違い、でありイノベーションの機会となります。

また わたし的には質問2の「企業が売っていると考えているものをお客さまが買っていることは稀」
質問3の「商品のもっとも重要な特色・質と考えられているものが、時として、お客さまにとってまったく意味のないことがある」も同様に思います。

【まとめ】

なにが正しいかで考え考え行きついての発想でしたがドラッカーの提言により
私どもで盛んに提言しております、市場(お客さま・販売側)の視点で販促をじっくり考えて実行して成果を出す「事例販促」の着眼は正しいのだ・・・と証明されたかと気づきました!

もし正しい「事例販促」ならば「事業販促」にも昇華することになります。
お客さまを知る企業間競争がビジネスモデルの切り口にもなる、
といままでのネクストライクでもご紹介した通りです。

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「事例販促・事業販促」の正しさがドラッカにより証明された『体育の日』を
弊社では『事例販促の日』と命名いたします・・・