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先人哲人に学ぶ 松下幸之助③【ネクストライク127号】

松翁ある人に次のように言われた。

素直な心③

□ 報いられることを期待して感謝の心を持つことはおかしいが、感謝の心を持てば、いろいろなかたちになって報いられるのは確かだ

□ 感謝する人と感謝しない人、感謝する人はみなから歓迎される、喜びを知ることのできる人は素晴らしい

□ 感謝する心とこわさを知る謙虚な心を忘れたら、国も人も破滅の道をたどるだろう

□ 感謝の気持ちが高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく

□ 腹を立てなくてもよいこと、むしろ喜ぶべきことに腹を立てている。感謝の心を忘れている自分に気づいたら、熱が下がって病気が治った

□ 喜ぶことを知り、ありがたさを知り、感謝する心を知っている人は幸せである

□ 他人は自分よりエライのだ、自分にないものを持っているのだ、と思う方が結局はトクである

□ 感謝とこわさを知らぬものは、人間にあらずして、動物である

□ 反省する人は、きっと成功する。本当に正しく反省する、そうすると、次に何をすべきか、何をしたらいかんかということがきちんとわかるからだ。それで成長していく、人間として

□ 自分を見つめよ、自分の心を外に離して自分を見つめよ、自分の周囲の人々に自分を見てもらえ。それが自己観照というものだ